ウイスキーロックやハイボールには透明氷が大事！透明氷の魅力や種類(丸氷・キューブなど)を解説

Barでウイスキーをロックやハイボールで頼むと、よく透明な氷に入ってきます。

ウイスキーを飲むときは透明な氷がいいって聞きませんか？

ロックでウイスキーを飲むのが大好きな私が、そんなお悩みにお答えします。

この記事を読むことで、透明氷の魅力やメリット、氷形状の種類が分かります。

ぜひ家でウイスキーを飲むときに、透明氷を使ってワンランク上の贅沢を味わいませんか？

製氷機の氷が白く濁ってしまう理由

まずはよく見る、白く濁った氷ができる理由について説明します。

水道水を入れて製氷機で作る氷を見ると、真ん中が白っぽくなっていませんか？

氷が白くなってしまう原因は主に2つあります。

1つ目は不純物です。

水道水には消毒用の塩素や、ナトリウムなどのミネラルが含まれています。

これらが不純物として白くなってしまうんです。

2つ目は空気です。

水中に溶けた空気は見た目だと分かりませんが、凍らせると上に逃げようとして空間ができてしまいます。

これが白く見えてしまうんです。

逆に言うと不純物と空気を抜く、または取り除くことで透明氷を作ることができます。

透明氷のメリット

ここからはウイスキーにおける透明氷のメリットを4つ紹介します。

視覚的に綺麗だとより美味しく感じる

ウイスキーを飲む上で視覚情報は侮れません。

人の脳は五感のうち視覚情報が優先されます。

これをクロスモダリティ効果と言い、視覚情報が味覚情報にまで影響を与えます。

つまり綺麗に見えるウイスキーは美味しく感じるんですね。

たとえばバーでウイスキーを飲むと美味しく感じませんか？

バーの雰囲気も視覚情報を巧みに利用した戦略なんです。

溶けにくくゆっくり変化を楽しめる

透明な氷には空気(気泡)が入っていません。

空気や液体に触れている氷から溶けるので、中に空気が入っていない氷は溶けにくいんです。

ハイボールや水割りなどでは、味が薄くなってしまうのを抑えてくれます。

中でも1番いい影響があるのがロックです。

ロックは度数が高いのでちまちま飲むことが多いと思います。

氷がゆっくりと溶けることによって、味の変化を楽しむことができるんです。

ウイスキーは加水することで香りが立ち上がり、味わいも大きく変化します。

飲むたびに変化を楽しめるロックには、透明氷が最適なんです。

不純物が溶けず味を損なわない

水道水で作られた製氷機の氷を使うと、溶けた時に味が変になりませんか？

おそらくそれは水道水に含まれる消毒用の塩素が原因です。

透明な氷には、水道水がまずいと言われる原因の塩素が含まれていません。

なので透明氷が溶けても塩素臭さがなく、味を損なわないんです。

氷にこだわることでおいしく感じる

これは弁当より手作り料理がおいしく感じるのと同じです。

適当に作った氷と、こだわって作った氷(または厳選して購入した氷)、どちらを使うとテンションが上がりますか？

同じウイスキーでも間違いなく後者の方がワクワクします。

家飲みではなんでも自由にできるところが醍醐味です。

ぜひ氷をはじめ、お気に入りのグラスやコースターなどこだわりを持つことでよりおいしく楽しめますよ。

透明氷形状の紹介

次は透明氷の形状について6種類紹介します。

かち割り氷

かち割り氷は中くらいのサイズで不揃いな形の氷です。

主にハイボールで飲む時に使われます。

角ハイボールのイメージが強く、ジョッキに合う氷ですね。

コンビニやスーパーなどどこでもすぐに手に入るのがいいですね。

ちなみにロックアイスは小久保製氷冷蔵株式会社の商標なので注意が必要です。

キューブ型

キューブは数センチ角の立方体状の氷です。

ロックでもハイボールでも使われます。

ロックだと大きめに1個、ハイボールなら大きめを2個のイメージです。

包丁で整形すれば割と簡単にできるので、作るのもおすすめです。

丸氷

丸氷は球体状の氷です。

主にロックで飲む時に使われます。

最も表面積が小さくなる形が球体なので、液体や空気に触れる面積が小さいです。

つまり1番溶けにくい形なんです。

作り方は氷のブロックを大きめに取り出し、どんどん角を取っていくとできます。

なかなか作るには手間がかかりますが、1番合理的な氷なんです。

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スティック型

スティックは直方体や円柱状の氷です。

ハイボールでよく使われます。

グラスに一本入れるだけなのでかなり楽です。

キューブと同様体積が大きいので、お酒の量も多く見えます。

製氷機にストックしておくとかなり場所を取るので注意です。

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クラッシュアイス

クラッシュは小粒のかち割り氷です。

主にミストというウイスキーの飲み方で使われます。

表面積が大きいので比較的溶けやすいですが、透明氷だからこそ成り立ちます。

ミストで飲んで見たい時には購入してみるのがいいかもしれません。

ダイヤモンドカット

ダイヤモンドはキューブを整形したダイヤモンドカットの氷です。

主にロックで使われます。

大きめのキューブを包丁で角を落としていくことで簡単に作ることができます。

グラスに入れると丸氷以上に高級感が出て気分が上がります。

まとめ

今回はウイスキーには欠かせない透明氷についてご紹介しました。

作るのも買うのも少し手間ですが、慣れればなんてことはありません。

ぜひ透明氷を使ってウイスキーをより楽しんでいただければ幸いです。