カナディアンウイスキーで、かなりリーズナブルな12年熟成ウイスキーがあります。
今回はカナディアンクラブ クラシック12年をご紹介します。
癖がないためカクテルの材料としても人気なんだとか。
どんなウイスキーなの?
お値段は?
おすすめの飲み方は?
実際の感想は?
この記事を読むことで、これらの疑問にお答えします!
カナディアンクラブ クラシック12年の説明
基本情報
名称 | カナディアンクラブ クラシック12年 |
会社 | サントリーホールディングス |
分類 | カナディアンウイスキー |
原材料名 | グレーン、モルト |
キーモルト | – |
容量 | 700ml |
アルコール分 | 40% |
参考小売価格 | 約¥2,420(税別) |
カナディアンクラブってどんなブランド?
カナディアンクラブはカナダのオンタリオ州ウィンザーの蒸溜所で作られる、カナディアンウイスキーです。
カナディアンウイスキーは世界5大ウイスキーのうちの一つですが、売られている銘柄はかなり少ないです。
中でも最も有名なのが、カナディアンクラブです。
1856年にハイラム・ウォーカーによってカナダに蒸溜所が建てられ、1858年にカナディアンクラブが生まれました。
1858年時点ではアメリカ東部の社交場「ジェントルメンズクラブ」で人気を得たことから「クラブ・ウイスキー」という名前で売られていました。
そして2年後の1890年に、隣国のアメリカがアメリカとカナダのウイスキーを区別するために法律が制定され、今のカナディアンクラブという名前に変更されました。
1900年ごろには偽物が出回るほど人気を博して世界へ広まり、日本には1909年に初めて輸入されています。
アメリカでは1920年から1933年まで禁酒法が施工されており、隣国カナダからカナディアンクラブが密輸され、さらに人気を得ていきました。
カナディアンクラブはトウモロコシやライ麦、大麦麦芽などを原料とし、最低3年以上熟成がされています。
特にこのライ麦がカナディアンクラブ特有の軽やかな香り、すっきりした味わいを出しています。
カナディアンウイスキーと言ったらC.C.!
ラインナップには、定番のカナディアンクラブ、ブラックラベル、12年、20年があります。
どんなウイスキー?
どこまでもマイルドな口当たりと滑らかな味わい、そしてやわらかさの中に芯のあるコク。
オーク樽の中で12回以上ものカナダの厳しい冬を越え生まれたフルボディータイプのウイスキー。
カナディアンクラブ クラシック12年 700ml瓶 商品情報(カロリー・原材料) サントリー (suntory.co.jp)
カナディアンクラブクラシック12年は、カナディアンクラブの1ランク上のラインナップです。
最低12年以上バーボン樽で熟成されています。
なのでバーボン樽らしいバニラや焦がした樽のニュアンスが感じられます。
12年は酒屋ならまずまず見かけることができ、価格は2,000円ちょっとと、他の12年ウイスキーと比較しても破格です。
カナディアンクラブらしい甘さとすっきりさがあり、有名ではない銘柄ですが飲みやすいです。
またカナディアンクラブクラシック12年には旧ボトルがあり、デザインが全く異なります。
ちなみにカナディアンクラブのブラックとラベルが似ていますが、ブラックの方が熟成年数は若くお高くなっています。
間違えないように注意しましょう。
⇒カナディアンクラブ クラシック12年 700ml瓶 商品情報(カロリー・原材料) サントリー (suntory.co.jp)
公式テイスティングノート
香り | 味わい | 余韻 |
---|---|---|
ソフト・まるみがあり、豊かでしなやかなバランス | リッチでまろやかなオーク・ほのかにバニラ・かすかに甘み | 温かくスムース・長い余韻・ドライな後味 |
カナディアンクラブ クラシック12年のオススメ動画3選
個人的オススメ動画3選をご紹介します。
2024年4月に少し値上げしてしまいましたが、2,000円切る値段で売られてたこともありました…
実際に飲んでみた感想
ストレート
まずは色ですが、12年物の中でもかなり色は濃く、黄金色というより褐色で熟成感を感じます。
香りは定番品のカナディアンクラブより抑えられていますがアルコール臭が強めです。
その中に焦がしたキャラメルやバニラ、ケーキのような甘い香りがします。
飲むと最初の口当たりはカラメルのように甘く、アルコール臭は香りほどは全然ありません。
余韻は強くないですが、ほのかに樽感が感じられますが、極端な苦さも甘ったるさも残りません。
ドライですっきり目だと思います。
2,000円でこのクオリティは他のウイスキーと比べてもかなり評価が高いです。うまい!
ロック
ロックでも甘いバニラの香りがしっかりします。
飲むと甘さはもちろんありますが、樽感が強調されてストレートよりすこし苦めに感じました。
甘さが抑えられた分、ライ麦由来のほのかなスパイシーさも感じられるようになりました。
ちょっとストレートでは甘すぎるという方にはオススメの飲み方です。
ただロックだとゴクゴクいけてしまうので、これは危険です(笑)
香りや味わいにアルコール感はほぼありませんが、ストレートでもそこまで気にならないので、個人的にはストレートの方が好きかも。
ハイボール
ハイボールでもほのかに甘い香りがします。
飲んでみると優しい甘さを常時感じますが、樽感・スパイシーさ・苦み・アルコールなどはほぼ感じません。
かなりまろやかで強い特徴はありませんが、キリっとしています。
飲みやすくウイスキーのポジティブなニュアンスを感じられます。
オススメの飲み方
ストレートが甘くて一番好き!
冷やすと甘さが抑えられて苦みが出てきたので、甘いもの好きの人はストレートがオススメです。
逆に甘すぎる人はロックもいいですが、ハイボールもかなり飲みやすく1,000円台のウイスキーとはレベルが違います。
結論このウイスキーはどの飲み方でもうまい!
ぜひお試しあれ。
ネット上の口コミ
Amazon商品レビュー抜粋
- 値段も安いしコスパかなりいい
- キリッとした味の後にほのかに香る甘味
- 12年ものの奥深い味がする
- 味わい深さと飲み易さに感激した
- まろやかで後味も良く大変飲みやすい
- オーク樽由来のバニラやフルーツの香りが甘く香り、口に含むと甘さとほんのりスパイシーな口当たりがいい
- 主張しすぎない香りとすっきりとした後味
まとめ
今回はカナディアンクラブ クラシック12年をご紹介しました。
カナディアンクラブらしい甘さがさらに強調され、熟成感やリッチさを感じられるウイスキーでした。
2,000円ちょっとでこの味わいはかなりコスパも優れていて、しかもどの飲み方でも美味しく飲めました。
色味も濃く視覚的にも味的にも楽しめるので、長期熟成ウイスキー入門としてかなりおすすめです。
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