大人気なジャックダニエルシリーズには、王道のブラック(オールド№7)の上のラインナップがいくつも存在します。
なかでもブラック(オールド№7)の特徴を強く引き出した、ジェントルマンジャックというものがあります。
今回はジャックダニエル ジェントルマンジャックをご紹介します。
ジャックダニエルブラック(オールド№7)が好きな人は、絶対飲んでみて欲しい!
どんなウイスキーなの?
お値段は?
おすすめの飲み方は?
実際の感想は?
この記事を読むことで、これらの疑問にお答えします!
ジャックダニエル ジェントルマンジャックの説明
基本情報
名称 | ジャックダニエル ジェントルマンジャック |
会社 | ブラウンフォーマン社 |
分類 | テネシーウイスキー |
原材料名 | グレーン、モルト |
キーモルト | – |
容量 | 750ml |
アルコール分 | 40% |
参考小売価格 | 約¥3,000(税別) |
ジャックダニエルてどんなブランド?
ジャックダニエルはアメリカのテネシー州リンチバーグにある、ジャックダニエル蒸溜所で作られています。
ジャックダニエル蒸溜所が設立されたのは1866年。
米国では政府に初めて正式に登録された蒸溜所としても有名です。
1904年の万国博覧会で、代表商品であるオールド№7が金賞を受賞し世界に広まっていきました。
ジャックダニエル製品の主な特徴は3つあります。
- ①ケーヴ・スプリングの洞窟の湧き水
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この湧き水は年中13℃、毎分3200ℓ、不純物がなくミネラル豊富です。
ジャックダニエルの仕込み水に使用することで、個性を引き出しています。
- ②チャコール・メローイング製法
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製法が一番の特徴です。
蒸留後にサトウカエデ(シュガーメープル)の木炭で3~5日かけて1滴ずつろ過します。
ろ過により原酒が磨かれることで、口当たりのまろやかさが生まれます。
この独特の製法によりジャックダニエルはバーボンウイスキーではなく、テネシーウイスキーと呼びます。
- ③マッシュビル(原料の穀物比率・レシピ)
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ジャックダニエルはマッシュビルが以下の通り公開されています。
「トウモロコシ80%、大麦12%、ライ麦8%」
多くのバーボンに比べてトウモロコシ比率が高めですが、ライ麦が甘さを引き締めます。
製法やマッシュビルを知ることで、味わいの見え方も変わってきますね。
ラインナップには定番のブラック(オールド№7)、ジェントルマンジャック、シングルバレル、ハニー、ライなどがあります。
どんなウイスキー?
二度も磨かれたウイスキー
内側を焦がしたアメリカンホワイトオークの樽で完全に熟成させた後に、もう一度木炭を通してろ過し、さらに雑味を取り除きました。
ジャックダニエルらしい独特のフレーバーを残しながら、他に類を見ない滑らかさとまろやかな仕上がりに定評があります。
ジェントルマン ジャックは真の紳士にふさわしいウイスキーです。
ジェントルマン ジャック | Jack Daniel’s (jackdaniels.com)
ジェントルマンジャックは1988年に発売されました。
ジャックダニエル ジェントルマンジャックは定番品ブラックより少し高く、3,000円程度。
名前のジェントルマンという名前も特徴的ですが、750mlでボトルデザインもどっしりとしていてかっこいいですよね。
大きな特徴は、ジャックダニエル特有のチャコールメローイングを蒸留後に1回、樽熟成後にもう一度行われている唯一の銘柄です。
ボトルのキャップ部分にもダブルメローと書かれています。
チャコールメローイングを2回とかなり手間がかかっていますが、ブラックよりもさらに雑味がなく滑らかになっています。
またサトウカエデの木炭を2回通しているので、メープルの風味が強く移っています。
⇒ジェントルマン ジャック | Jack Daniel’s (jackdaniels.com)
公式テイスティングノート
香り | 味わい | 余韻 |
---|---|---|
バニラ、キャラメル、アーモンドのバランスの良い香り ほのかのフルーティーな香り | スムースでやや甘さを感じさせる豊な味わい シルキーでソフト デリケートなコク |
ジャックダニエル ジェントルマンジャックのオススメ動画3選
個人的オススメ動画3選をご紹介します。
意外とジェントルマンジャックの動画ってあまりないんですよね。
ブラックの方が好きという人も多いかも。
実際に飲んでみた感想
ストレート
ストレートだと強烈なバニラやキャラメルの甘い香りがします。
アルコール臭も感じますが、定番品のブラックより少し弱く感じます。
口に含むと少しの甘さと樽感、アルコールのピリピリ感が出てきます。
チャコールメローイングを2回行っていることで滑らかな口当たりで、スッと入ってきます。
余韻はアルコールからくる苦みが少し残りすぐに消えていきます。
とにかく甘い香りとスムースに飲める、飲みやすいウイスキーでストレートでかなり楽しめます。
ロック
ロックにしてもバニラの香りがありますが、冷やされてか爽やかなオレンジのような香りも感じます。
アルコール臭はほぼありません。
飲んでみると甘さを感じる時間がストレートより長くなり、後半少しだけアルコールのピリつきがあります。
余韻の苦みもかなり軽減され、さらに飲みやすくなりました。
滑らかさはストレートの方がより分かりやすいと思います。
ハイボール
バニラの甘い香りがハイボールでも感じられます。
飲むと木材の感じと酸味が結構出てきました。
アルコール感は割っている分感じなくなるので、ストレート、ロックで飲めない方はハイボールがオススメです。
癖がなく飲みやすいハイボールですが、個人的にはこれならブラックのハイボールの方が好みです。
オススメの飲み方
アルコールのピリ付きはあるけど、絶対ストレート!
きつい人はロックがおすすめ。
甘いメープル・バニラの香りと、ダブルメローを存分に味わえるのはストレート一択です。
定番品のブラックよりはストレートで飲みやすいはずです。
ぜひ最初はストレートで!
ネット上の口コミ
Amazon商品レビュー抜粋
- アメリカンウィスキーにしては癖のないスッキリ味。トゥワイスアップで甘さが光る。
- フルーティさや華やかさはあまり感じられず、全体的にウッディ
- 普通のジャックダニエルより、もっとマイルド
- 雑味も無くまろやかな口当たりでありながら、ジャックらしさもしっかり感じられる逸品
- 飾ってよし、飲んでよし、ボトルを持った感じが重厚で、蓋も大きくしっかり回せる
- ロックはかなりいい
- とにかく香り豊か
- 12年物のスコッチと比べても美味しい
- キャラメルのような香りと後味にくるコーンの甘さが最高
- 味は完熟のバナナとキャラメルが最初から最後まで支配している
まとめ
今回はジャックダニエル ジェントルマンジャックをご紹介しました。
ジャックダニエルをストレートで美味しくないと感じた人は、ぜひジェントルマンジャックをお試しください。
かなり印象が変わるはずです。
公式では簡単なレシピで、ジンジャエールで割るジェントルマンジンジャーが紹介されていました。
ジャックコーク以外にも、ちょっと贅沢なジェントルマンジャック、試してみてはいかがでしょうか?
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